離脱症状が辛すぎる話

頭の中を覗かれる感覚が落ち着きました。

 

shifukunote.hatenablog.com

 自分が自分じゃなくなるような感覚が酷すぎて、もう人生終わった絶望しかないと思った先週。

水曜日、耐えきれなく病院に行き、主治医から入院を強く勧められて、強制的に薬がカットされた。

 

カットされた薬はジェイゾロフト100mg、マイスリー10mg、セロクエル100mg。

減薬になったのはコントミン(25mg→12.5mg)、ワイパックス(2mg→頓服上限1mg)、ベンザリン(4mg→2mg)。

増量になったのはリスペリドン(0.5mg→2mg→1mg)。

 

 

薬を絶った翌日、木曜日。

この日は身体がだるいだけで、頭を覗かれる恐怖感が勝っていた。

 

金曜日になると頭を覗かれる感覚はなくなった。その代わり、ものすごい離脱症状が起こった。身体がだるくて動けない。頭の中がぼうっとしてずっと厚いもやがかかったような感覚。恐ろしくて恐ろしくて仕方なかった。なんとか仕事には行ったものの、1時間も持たずに無理になってしまい、早退した。とにかく信じられないくらいだるくて、頭がおかしくなりそうだった。

 

土曜日は診察日。頭の中を覗かれる感覚がなくなったと伝えたら、入院はしなくても良いことになった。しかしだるさがあまりにも酷すぎる。だるくてだるくて仕方ない。結局一日動けなかった。夕方まで一人で家にいてずっと寝ていたが、恐怖感が酷すぎて狂いそうだった。「一生このままだったらどうしよう」「こんなに不安になるくらいなら入院すれば良かった」「全然身体が動かない」頭がぼおっとしてもやがかかっている。気が狂いそうで、頭がおかしくなってしまいそうで、このまま死んでしまいそうで、怖くて怖くて仕事中の夫に何十通もLINEを送った。夫は「夜になったから不安になっちゃったんだね、風邪で夜熱が出ちゃうのと同じだよ、安心してね」と返信してくれた。夫が帰宅してからワンワン泣いた。情けなくて仕方がなかった、申し訳なくて仕方がなかった。結婚して2ヶ月でこんなにもおかしくなってしまうなんて本当に情けなくて、義母に「息子さんと結婚させていただいたのにこんな風になってしまってすみません」と夫経由で伝えてもらった(普通に心配された)。

 

日曜日も一日動けなかった。本来だったら午前中は教会に行くのだけれどそれもできず、ずっと寝込んでいた。夜になって、夫がうどんを作ってくれたけどほんの少ししか食べれなかった。ゲームをする気にもなれなかった。とにかくずっと不安で、怖くて、夫に「私は大丈夫なのか」「このまま死んだりしないのか」「身体は本当に元通りになるのか」と延々と聞いていた。夫は辛抱強く「大丈夫だよ、今だけだよ、昨日より今日の方が良くなってるよ」と言ってくれた。本当に頭が下がる。感謝しかない。優しさの塊みたいな人だと思う。

 

月曜日は仕事を休み、家で休養していた。昼頃起きて、ぼんやりしていた。この日からだるさがだんだん抜けてきたのが分かり、代わりにシャンビリを意識し出すようになった。夜は久しぶりにおなかが空いて、夫の作ったクリームパスタを食べることができた。食べながら、ぼろぼろ泣いてしまった。ちゃんとおなかが空いてご飯を食べることができるのがこんなに幸せなことだなんて、今まで知らなかった。

 

 

火曜日から仕事に復帰している。相変わらずシャンビリはあるし、頭がぐらぐらする感じも残っているが、心なしか少しずつ回復している気がする。

まっすぐ歩けることも、頭の中が静かなことも、食欲があることも、おなかが空くことも、夜眠くなることも、朝起きることも、仕事に行けることも、人と会って喋れることも、日常の全部が当たり前じゃないと知った。本当に地獄のような離脱症状だった。ずっと一人で「助けてください」だとか「もう殺してください」だとか叫んでいたし、Twitterでも辛い辛いと書いていた。薬の離脱症状は今までも何度か経験してきたが、ここまで体調が悪くなったことはなかったように思う。今回の減薬・断薬が突然で、一気にカットされたからだろうけれど。でも本当に死ぬかと思った。何度でも言うけれど、本当に本当に死ぬかと思った。一番辛い峠は越えたと思う。あとは少しずつシャンビリが落ち着くのを待つだけ。いつまで続くか不安はあるけれど、地獄のような先週をなんとか生き抜けたから、きっと大丈夫だよね。少しずつ、少しずつ、今の状態を受け入れて感謝しながら歩んでいこうと思っている。