過去は消えず未来は読めず 不安がつきまとう

健康は何より大切な財産です(戒め)

 

痔になりました。というか、もとから痔主だったのだけれど。3年くらい前に慢性裂肛と診断されて軟膏と座薬もらって、薬を塗ってたら良くなったんだよね。そこからもちょこちょこなってたんだけど、病院には行かずに過ごしていて。今回、初めておならで出血という事態を経験し、お尻を抱えて慌てて病院へ行ったわけですよ。やっぱり慢性裂肛でしたくそったれ。

 

後悔すること山ほどあるよ。まずずっと便秘で、3~4日に1回しかトイレがでなかった。なかなか出ないから排便が面倒くさかったし、トイレを我慢しがちな生活だった。水道代がもったいないからって10年以上シャワーだけで済ませてた。1日1食しかご飯食べてなかった。スナック菓子食べただけでお昼ご飯とか言ってたし、水分だってほとんど取ってなかった。「ちゃんとご飯食べなきゃだめだよ」と言われても、「どうせ長生きするつもりないし」と思ってた。死にはしないけど痛くて辛い病気が世の中には山ほどあって、そのうちのひとつが痔だとは気付かなかった。

 

痔ごときで大げさな、って思われるかも知れないけど、本当に辛いぞ。日々の生活につきまとう排便が地獄になる。本当に痛いし、本当に辛い。トイレに行った後、冗談抜きで5時間くらい痛みが続く。「辛いもの食べたあとお尻が痛い」っていうのは誰もが経験したことがあると思うけど、あんなのの比じゃないくらいの痛みがずっと続く。それが毎日毎日。燃えてるんじゃねえの?と思うくらい痛い。だからトイレに行くのが怖い。痛みがあるときもないときも、ずっとおしりのことばかり考えて、検索履歴はおしりのことだらけ。座薬を入れるときは指の第一関節までいれなきゃいけなくて、終わった後手を洗いながら涙が出てしまう。人間の尊厳とか、プライドとか、そういう大事なものがゴリゴリに削れていくんだよ。なんでこんなに情けないことしてるんだろう、そういう辛い気持ちでいっぱいになってしまうんだよ。

 

今回病院で慢性裂肛と言われて調べてみたら、「慢性裂肛は手術が必要」という記事ばかりでてきて、本当に不安で仕方なかった。4日目、不安に耐えきれず病院に電話して、先生と話した。「あなたは手術しなくて大丈夫ですよ、そんなに心配しないで。そこまで酷くないから」と言われてとりあえず安心したけど、でも不安はつきまとう。これから先一生この傷ついたおしりを抱えて生きていかなきゃいけないのかな、とか、裂肛の原因が便秘だったから便秘にならないように一生気をつけなきゃいけないのか、とか。先のことを考えると本当に本当に不安で、逃げ出したくなる。お盆休みは夫とゆっくりお酒でも飲もうって約束してたけど、それも無理になってしまった。楽しみにしてたのにな。慢性裂肛は繰り返すって言われてるし、実際繰り返してしまった。今はただ不安。本当に軟膏と座薬で治るのかな。また何事もなく生活できるようになるのかな。治るまでどのくらいかかるのかな・・・。